仙腸関節障害

仙腸関節障害とは

仙腸関節は骨盤の骨である仙骨と腸骨の間にある関節で、体の動きに伴ってわずかに動いています。体にかかる衝撃に合わせてこの関節面がわずかにスライドすることで負荷を吸収しており、二足歩行には欠かせない機能を有していると考えられています。不用意な動作あるいは繰り返しの負荷で関節に微小な不適合が生じた状態が仙腸関節障害であり、腰痛・臀部痛や下肢痛、しびれの原因となります。老若男女問わず発生する非常にありふれた病態です。

診断

画像のみでの診断は困難です。患者さんの痛みの部位の確認と痛みを誘発するテストを行い、最終的に仙腸関節部に局所麻酔薬を注射して痛みがどのくらい軽減するかで診断を行います。

治療

仙腸関節への注射(仙腸関節ブロック)が確定診断に不可欠であるとともに治療の主軸となります。鎮痛剤の内服、骨盤ベルトなども併用します。理学療法として仙腸関節の不適合を徒手的に改善するAKA-博田法が有効です。