医師紹介

脊椎脊髄・しびれ外来とは

脊髄・末梢神経障害は、頚部痛、手・腕・足のしびれ・痛み、運動麻痺、歩行障害、腰痛など様々な症状があります。手足のしびれ・痛みなど上記症状でお困りの方、また症状が軽くてもご心配な患者さんは、些細なことでも構いませんのでご相談ください。

森本大二郎先生(予約制・水曜日)
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「脊椎脊髄・しびれ外来」の特徴

  • 1日本脊椎外科学会指導医による専門外来

    脳・脊髄・末梢神経を系統立て診察します。
    治療は安静・投薬・神経ブロックなどの保存的治療から、手術は手術用顕微鏡を用い、患者さんに最適な術式を選択します。

  • 2MRI・レントゲンによる画像検査

    外来での診察に加えて、MRIやレントゲンなどの画像診断によって、神経の状態や病気の進行具合を判断することができます。

  • 3スムーズな院内連携

    脳神経外科、内科、消化器内科、婦人科、乳腺外科、糖尿病外来、漢方外来などを受診する必要がある場合にも、院内連携によってスムーズなご案内が可能です。

対象となる症状

病名 症状
頸椎症
頸椎椎間板ヘルニア
頸椎後縦靭帯骨化症
頸部痛・手や足の痺れや痛み
手や足の力が入りにくい・歩きにくい
腰部脊柱管狭窄症
腰椎椎間板ヘルニア
腰椎(分離・変性)すべり症
腰痛・足の痺れ
足の痛み
歩くと症状が強くなり休むと楽になる
胸椎症・黄色靭帯骨化症
脊髄腫瘍(硬膜内髄外・髄内)
脊髄血管障害・キアリ奇形
脊髄空洞症
頭蓋頸椎移行部病変
(環軸椎亜脱臼、頭蓋底陥入症など)
手や足の痺れや痛み
手や足の力が入りにくい
手根管症候群
肘部管症候群
ギオン管症候群
腓骨神経麻痺
足根管症候群
外側大腿皮神経障害
手の痺れ・力が入りにくい
足裏の痺れ・物が張り付いた感じ
熱感・冷感
仙腸関節障害
上殿皮神経障害などの難治性腰椎痛
腰痛・殿部(おしり)痛

代表的な脊椎脊髄の病気

頸椎症・頸椎椎間板ヘルニア・頸椎後縦靭帯骨化症

上肢の痺れ、痛み、書字困難、はしを持ちづらくなるなど日常生活に不自由を感じます。脊髄症状が進行すれと、歩行障害や排尿障害が出現するようになります。

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腰部脊柱管狭窄症・腰椎変性すべり症

症状は腰痛、脚のしびれ・痛みですが、歩くと症状が悪化し、しばらく腰を前かがみにして休むと症状が軽くなるのが特徴です(間歇性破行:かんけつせいはこう)。重症の場合、数10mも歩けなくなります。

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仙腸関節障害

不用意な動作あるいは繰り返しの負荷で関節に微小な不適合が生じた状態が仙腸関節障害であり、腰痛・臀部痛や下肢痛、しびれの原因となります。老若男女問わず発生する非常にありふれた病態です。

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上殿皮神経障害

殿部痛(おしりの痛み)が生じます。しゃがみ込んだりする動作や、座位の持続などで症状が増悪することが多い傾向にあります。

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手根管症候群

親指から薬指半分までの手のひらの痺れ・痛みにて発症します。進行すると手指の力が無くなり(茶碗を持てなくなる、ボタンがかけにくくなる、物をつまむといった動作ができなくなる)、親指の付け根の筋肉も痩せてきます。夜中、しびれて目が覚めることが多くなり、手を振ると楽になる特徴があります。

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足根管症候群

しびれの感覚は、ピリピリ、ジンジンと表現されることが多いです。その他に、異物付着感、冷感・熱感(ほてり)などいった症状があります。異物付着感は、“足の裏にお餅がくっついている感じ”、“素足で砂利道をあるいている感じ”などと訴えられます。

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肘部管症候群・肘部尺骨神経障害

尺骨神経の領域(薬指の小指側と小指、手のひらと甲の小指側)が痺れたり感覚が鈍くなったりします。神経の障害が進行すると、尺骨神経が支配する筋肉の筋力が低下し筋肉が萎縮(やせ)してしまい、手に力が入りにくくなることがあります。

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