睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、日常生活を脅かす病気ですが 検査で発見でき、効果的な治療法があります。
睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome)とは、睡眠中に呼吸が止まる、または浅く・弱くなることで、日常生活に障害を引き起こす疾患です。夜間に繰り返し起こる無呼吸・低呼吸により、血液中の酸素が低下したり、頻繁に中途覚醒が発生し、高血圧・脳卒中などの生活習慣病を合併するリスクが高くなります。
また、睡眠の分断は日中の眠気・集中力の低下を引き起こします。
睡眠時無呼吸は空気の通り道(気道)が閉塞することにより起こります。
睡眠中は筋肉の緊張も緩み、仰向けで寝ると重力により舌やのどの奥が気道を狭くしてしまいます。
下記の要因でも気道は塞がりやすくなります。
睡眠時無呼吸によって引き起こされる下記のような症状が、生活の質を低下させることに加え、生活習慣病などの発生リクスが高まります。
日中の強い眠気
起床時の倦怠感・頭痛
記憶力・集中力の低下
繰り返されるいびき
頻回の中途覚醒・不眠
夜間頻尿
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査と治療は、おもにご自宅で行うことが出来ます。 当院にて診察を受けた後、ご自宅でSASの簡易検査を行っていただきます。その結果を踏まえ、最適な治療方法を決定します。
SASの在宅検査では簡易的な機器を使用し、ご自宅で一晩睡眠中の呼吸状態や血中酸素濃度などを記録します。
図のような検査機器を装着しておこなう、とても簡単な検査です。
CPAP療法(持続陽圧呼吸療法)は代表的なSAS治療方法で、CPAP装置からホース、マスクを介して空気を気道に送り、常に圧力をかけて気道が塞がらないようにするものです。
これにより、睡眠中の無呼吸やいびきが減少し、SASによる症状の改善が期待されます。
CPAPは非侵襲的で治療効果の高い治療法です。
上記著作物に関する著作権はフィリップスに保有されます。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の潜在患者は300~500万人とも言われていますが、実際にCPAPで治療している患者さんは約10分の1の約50万人と、いまだに治療をしていない患者さんが多いのが現状です。
SASは高血圧・心不全・糖尿病・脳卒中などの重篤な疾患が合併するリスクがあり、しっかりと診察や検査をして適切な治療を行うことが重要です。
当院では、循環器専門医が心臓や血管など循環器系の影響も含めてSASの診察・治療にあたっております。
眠気やいびきなどの症状を軽視せず、早めの受診をおすすめします。
健康管理の第一歩は、身体の状態を知ることから!
定期的な健診・検診で、しっかりチェックすることが大切です。